・旅館の建ち並んでいた東之門町に建つ木造2階建ての元魚問屋
・正面の6枚引き戸を開くと大きな土間と繋がり、昔はここに魚を並べて販売していた
・一階は太い柱・梁で構造を支えているため、襖を開けると広々としたワンフロアの空間が現れる
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まちの掲示板area stock
DATE.2024.09.08
TITLE.
・旅館の建ち並んでいた東之門町に建つ木造2階建ての元魚問屋
・正面の6枚引き戸を開くと大きな土間と繋がり、昔はここに魚を並べて販売していた
・一階は太い柱・梁で構造を支えているため、襖を開けると広々としたワンフロアの空間が現れる
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善光寺の東側に位置する東之門町。
古くは旅館街として栄えていました。
所有者さんに聞くと、旅館の他にも病院や、床屋さん、時計屋さんなど暮らしに必要なお店も並んでいたそうです。
そんな東之門町で魚問屋を始めたのは明治-大正の頃。
1Fの大きな土間に魚を捌く洗い場と陳列、販売スペース、奥の蔵には「氷室」があり雪を使って魚を冷やしていたそう。
2Fは大広間があり、まちの宴会場所として使っていましたが、間取りを変えて下宿として貸している時期もあったようです。
また、家庭用の電話機が普及し始めた当時。
東之門の中でいち早く電話を導入したそうで、お向かいのお店への電話がここにかかってきて呼びに行く
「東之門の電話番」のような役割もしていたそうです。
魚問屋としてだけでなく、まちの小さな拠点のような役割をしていたこの場所は、
いろんな人を受け入れ、まちの賑わいにも繋がるような使い方がよさそうです。
R-DEPOTスタッフ
安東 真生
R-DEPOTスタッフ。信州大学建築学部卒で、古い建物やリノベーションデザインが好きでまちを歩きながら建物の歴史を想像している。趣味はカメラ。
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