・歓楽街として栄えた権堂町に建つRC造3階建ての元お菓子屋ビル
・建物北側の1Fがお菓子屋、3Fが住居
・建物南側は1F,2F合わせて4つのテナント
・現在は無くなってしまった長野東宝中劇に向かう中劇通りに沿って建つ
・店頭でのお菓子の販売だけでなく付近の飲み屋におつまみの配達もしていた
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まちの掲示板area stock
DATE.2024.10.08
TITLE.
・歓楽街として栄えた権堂町に建つRC造3階建ての元お菓子屋ビル
・建物北側の1Fがお菓子屋、3Fが住居
・建物南側は1F,2F合わせて4つのテナント
・現在は無くなってしまった長野東宝中劇に向かう中劇通りに沿って建つ
・店頭でのお菓子の販売だけでなく付近の飲み屋におつまみの配達もしていた
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アーケードがかかる権堂商店街を中心に歓楽街として栄えた権堂町。
権堂町の中でも東南に位置するこの建物周辺は、2000年代まで営業していた長野東宝中劇を中心に賑わっていました。
前の通りを中劇通りと呼び、戦前はソバ屋など屋台が並び笛の音が聞こえていたようです。
この建物は表側はお菓子屋兼住居、裏側はテナントビルでした。
近くの鍋屋田小学校の子供たち、中劇に映画を観にくる人たち、スナックやバーで楽しむ人たち、みんながここのお菓子屋に立ち寄っていたようです。
この建物の魅力をご紹介します。
元お菓子屋の店舗部分は角地を活かし、大きな開口を設けています。12畳ほどですがそれ以上の開放感を感じる空間です。
3階住居部分は鉄筋コンクリートの躯体の中に和室の続き間があり、北側の角部屋は存分に開口を設けていて十字路を見渡せます。
テナントビル部分は4つのテナントがそれぞれ違う世界観で、個性溢れる空間になっています。
お菓子屋を営んでいた店主さんがそうしていたように、住みながら一階でお店を開き、裏のテナント部分に仲間を集めて、建物一棟を丸ごと活用できると面白いのではと想像しています。
R-DEPOTスタッフ
安東 真生
R-DEPOTスタッフ。信州大学建築学部卒で、古い建物やリノベーションデザインが好きでまちを歩きながら建物の歴史を想像している。趣味はカメラ。
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