職人町である田町に建つ鉄骨造3階建ての元寝装店
新しい生活に必要な布団や枕などの寝具を取り扱っていました
その後飲食店やアトリエなど多様な使われ方をしてきました
一階のガレージを転用した部屋は天井が高く、鉄骨の現しが魅力的です
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DATE.2024.07.08
TITLE.
職人町である田町に建つ鉄骨造3階建ての元寝装店
新しい生活に必要な布団や枕などの寝具を取り扱っていました
その後飲食店やアトリエなど多様な使われ方をしてきました
一階のガレージを転用した部屋は天井が高く、鉄骨の現しが魅力的です
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権堂アーケードの北側に位置する田町。
江戸時代には田んぼが広がり、建物はほとんど無かった様子。
昭和のあたりに道路を建設するようになると、その道沿いに建物を建てるために工務店や建具屋など職人さんが多く住む職人町と呼ばれるようになりました。
この建物の魅力は使われ方の変遷にあります。
寝装店→タイ料理屋→アーティストのアトリエ兼住居→学生団体の拠点と多様な使われ方をしてきています。
建物をよく観察すると、寝装店の頃の看板や鏡が残っていたり、タイ料理屋の頃の煙突が残っていたりと、それぞれの時代の痕跡が残っていたりします。
アーティストが住んでいた時代も、学生団体が使っていたときも人が集まりみんなでご飯を食べて団欒の時間を過ごす風景が共通してあったようです。
そんないろんな人が集まる小さな拠点のような使われ方が合っているのかもしれません。
R-DEPOTスタッフ
安東 真生
R-DEPOTスタッフ。信州大学建築学部卒で、古い建物やリノベーションデザインが好きでまちを歩きながら建物の歴史を想像している。趣味はカメラ。
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